入門GNU Emacs(2章)

今までは Ctrl のキーバインドしか知らなかったけど、Metaを使ったキーバインドもいっぱいある。
Ctrl よりも、Meta を使ったキーバインドの方が対象とする領域が大きい。

カーソル移動系キーバインド

段落以下の単位での移動(文字や文よりも少し大きな単位で動きたい時)

キーバインド 動作
M-f 1語前進
M-b 1後後退
M-a 1文*1前進
M-e 1文後退
M-{ 1段落*2前進
M-} 1段落後退

画面サイズ以上の単位での移動(大きなファイルの中をざっくり動きたいとき)

キーバインド 動作
C-v 1画面*3前進
M-v 1画面後退
C-x [ 1ページ*4前進
C-x ] 1ページ後退
M-> ファイルの先頭へ移動
M- ファイルの最後へ移動

繰り返しのためのキーバインド

キーバインド 動作
M-n 直後のコマンドをn回繰り返す
C-u n 直後のコマンドをn回繰り返す。n省略時は4回

削除のためのキーバインド

キーバインド 動作
M-d 1語削除

コピー/カット/ペーストのためのキーバインド

範囲を指定するためのものと、実際にコピー/カットするためのものが独立している。

キーバーインド 動作
C-w カット
M-w コピー
C-y ペースト
M-h 現在の段落をマーク
C-x C-p 現在のページをマーク
C-x h ファイル全体をマーク

テキストの位置置き換え

キーバインド 動作
C-t 文字の入れ替え
M-t 単語の入れ替え
C-x C-t 行の入れ替え

入門 GNU Emacs 第3版

入門 GNU Emacs 第3版

*1:文の区切りは、行末 or 2個以上の空白

*2:段落の区切りは、空行 or 1個以上のタブ/空白

*3:ウィンドウサイズが変わると移動量も変わる

*4:通常はページ単位ってのはなくて、ファイルの先頭や最後への移動