入門GNU Emacs(10章)

emacsのカスタマイズ方法は3つあるが、どの方法でも.emacsが編集される

  1. Customを使う
  2. Optionを使う(裏ではCustomeが実行される)
  3. .emacsを編集する

Customを使う

  1. M-x customize Enter を実行し、Customを起動する
  2. ハイパーリンク(?)を辿って、設定したい項目を編集する
  3. 設定した項目の[State] or ページ上部の共通オプションから変更した内容を反映する

一つ一つリンクを辿るのではなく以下のような方法で直接編集画面にも飛べる

  • M-x customize-option を使って、目的の項目を表示(Tabで自動補完が使える)
  • M-x customize-apropos を使って、正規表現マッチングで設定項目を表示

.emacsを使う

.emacs はスタートアップファイルと呼ばれるもので、以下のようなものが存在する。

名称 役割
.emacs.elc .emacs をバイトコンパイルしたもので直接編集することは出来ない
.emacs.el 正式な名前のスタートアップファイル
.emacs よく使われる名前のスタートアップファイル

Emacs は表の上から順にスタートアップファイルを探し、
最初に見つかったものを読み込んだらそれ以降のファイルは読み込まない。
なので、複数のファイルに散らして設定を行うことはできない。


また、emacs の起動時に "-q" オプションを渡すと、スタートアップファイルを読み込まないで起動する。
.emacs が間違っていて emacs が起動しなくなった時に、.emacsデバッグ・修正出来る。

その他

3章で扱った内容だったが、その時は関係ないかなぁと思ってスルーした「動的略称機能」。
ちゃんと読んでみると補完機能*1だ。

キーバインド 機能
M-/ 編集中のバッファにある文字列から編集中の文字列を補完する

参考サイト

.emacsのサンプル@The very unofficial dotemacs home

入門 GNU Emacs 第3版

入門 GNU Emacs 第3版

*1:とはいえ、編集中のバッファに対する補完だから、モジュールが分かれてる場合は機能しないか